2011-11-22 第179回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
まるで対馬宗家文書が盗難史料だったかのような話で、これはすぐ、実は自民党の領土特命委員会の新藤委員長代理からメモが入ってきたんですけど、私の持ち時間があと一分ちょっとしかなかったんで、本来であればそこでかなり厳しく対応させていただくところだったんですが、一々これ答弁求めませんけれども、本当に領土問題に真剣であるんであれば、大臣、こんなこともやっぱり把握していないということではとっても説得力ありませんから
まるで対馬宗家文書が盗難史料だったかのような話で、これはすぐ、実は自民党の領土特命委員会の新藤委員長代理からメモが入ってきたんですけど、私の持ち時間があと一分ちょっとしかなかったんで、本来であればそこでかなり厳しく対応させていただくところだったんですが、一々これ答弁求めませんけれども、本当に領土問題に真剣であるんであれば、大臣、こんなこともやっぱり把握していないということではとっても説得力ありませんから
それと、対馬宗家文書は本当に勘違いで、あのとき私もすぐ気付いて、山本委員のところに行って、申し訳ないと、どこかで機会を与えていただきたいということを申し上げました。
○山本一太君 感謝の言葉は一切なかったということですが、韓国内にも対馬宗家文書など日本の歴史的図書がありますが、これについては総理、何て言及されたんですか。
○国務大臣(玄葉光一郎君) 本日午前の予算委員会におきまして、山本一太委員に対する私の答弁の中で、対馬宗家文書がいわゆる盗難文化財と答弁した件につきまして一言訂正をさせていただきたいと思います。 韓国の国史編纂委員会が所蔵する対馬宗家文書、これは戦前に朝鮮総督府が対馬宗家から購入したものを戦後に韓国政府が継承したものです。
いわゆる儀軌と対馬宗家文書と性質が違うということは理解をしていただいた上で、(発言する者あり)いや、つまり、例えば、いわゆる儀軌の方は朝鮮総督府を経由してもたらされて、現在、日本政府が保管をしているということですよね。対馬宗家文書というのは、いわゆるこれ盗難文化財ですよね。ですから、性質は違うんだと思うんです。
○国務大臣(玄葉光一郎君) このことは外相会談でも対馬宗家文書の話はしております。そして、野田総理もアクセス改善の話はされたというふうに承知をしております。
韓国内にも例えば対馬宗家文書のように日本由来の貴重な図書類が多くあるにもかかわらず、本協定はそれらの扱いについては全く触れておりません。これのどこが未来志向の日韓関係なのでしょうか。これでは不平等条約であり、対等な二国間の関係とは言えません。また、あろうことか、韓国内の日本図書について触れていないその経緯として、政府はそのような文書があることを署名直前まで知らなかったというのです。
○国務大臣(松本剛明君) 御指摘の図書については、実態調査も行うようにというお話もいただきまして調査をしたところ、大韓民国国史編集委員会に所蔵されている対馬宗家文書を始め日本関連図書が幾つかのところに所蔵されているというふうに承知をいたしております。
我が方として、逆に我が方にとっての貴重な文書である対馬宗家文書等について、韓国に対し、これらの文書の返還の意思を韓国側に示すことは可能であるか、またこれを実現させる御意思はあるかどうか、外務大臣にお伺いしたいと思います。
○榛葉賀津也君 もう一点、六反田先生にお伺いしますが、実はこの協定を議論する際に大きな争点になった問題の一つが、いわゆる我が国も、対馬宗家文書等の韓国に行っている日本由来の図書、文化財、資料があると、これ相互主義であるべきなので、これもしっかり返してもらうべきだと。他方、政府からは、両者はその歴史的経緯等の違いから同列に論じるべきではないというような御答弁もちょうだいいたしました。
では、次に、まさに田代先生の御専門であります日本由来の対馬宗家文書、これが一部、二万八千冊程度が韓国の国史編纂委員会に保管をされているということを先ほど御説明もいただきました。それに関して、先生の方からは、これまでこういった資料に日本の研究者としてアクセスを求めていく中で、非常に困難な過程を経ながらも、恐らく、少しずつ解除を進めていただいたというような過程があったと思うんです。
○笠井委員 田代参考人に伺いたいのですが、先ほど対馬宗家文書についてのお話がありました。その中で、朝鮮総督府が歴史を書きかえようとして買って、置き去りにしてきたものだというお話、御説明があったと思うんですけれども、その歴史を書きかえようとしたというあたりで、もう少し、どういう動機でとかというようなことについて、どんなことだったのか。
○平沢委員 田代参考人にお聞きしますけれども、先ほど対馬宗家文書のお話がございました。先ほど荒井参考人からも、要するに、原産国というんですか、出所国にそれを引き渡すのがいいんだと。これはたしかユネスコとか国連総会の決議でも出ているんです。 だとすれば、対馬宗家文書に限らず、日本から韓国に渡ったものがいっぱいあるということが今明らかになってきたんです。
例えば、韓国の国史編纂委員会が所有をしております約二万八千冊の対馬宗家文書、これは一九二六年と一九三八年に日本の朝鮮総督府が対馬宗家より購入したということでありますが、これは研究者によっても大変な文化財的な価値があると伺っております。 この文書の価値について、外務大臣の評価をお伺いします。
今御指摘がありましたように、国史編纂委員会にある対馬宗家文書二万八千冊、国立中央図書館に一般書籍また朝鮮総督府刊行物などが数十万冊、また、国家記録院に一般書籍が五千冊、韓国学中央研究院に一般書籍が一万三千冊あるというふうな報告とともに、専門家の方々からは、国史編纂委員会が所有する対馬宗家文書には原本や唯一である本が多く含まれる可能性があって、文化財としても学術的にも重要なものが含まれる、こういう報告
外務省からもらった資料には、例えば、国史編纂委員会に二万八千冊の対馬宗家文書がある、大変貴重なものである。これは外務省の資料なんです。大臣、こういうものについて、韓国側に日本に引き渡せと要求するおつもりはありますか。